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2021/08/13 09:25

着物から生まれた”Tomorrow Fabric”は、「明日は世界で一つのファブリックと共に。」をコンセプトに、現代の生活様式に合う着物の新たなスタイルを提案するファッションブランドです。


今回は、Tomorrow Fabricが掲げるミッションやブランドへの想いについて、for Tomorrow 株式会社の代表取締役 田岡久美子さんにお話をうかがいました。


原動力は「ファストファッションへの違和感」と「日本のものづくりへの想い」

ー Tomorrow Fabricをはじめたきっかけを教えてください。


私はもともと、3年ほどアクセサリー会社に勤めていました。企画営業として商品のデザインをしていたので、日々様々な工場やデザイナーの方々とお話しする機会がありました。


日本以外にも海外の工場ともやり取りをする中で、日本の技術力の高さを感じ、日本のものづくりに敬意を持つようになりました。私自身、商品のサンプル制作をデザイナーや職人の方に直接お願いしていたこともあり、再現性の高さやその巧みな技術に、いつも圧倒されるばかりでした。


一方で、やりがいを感じながら働く中で、人々の需要に関係なくシーズンごとに生産する、早いサイクルで大量に生産し消費することに、どこか違和感を感じていました。自分の中でファストファッションへの疑問が膨れ上がると同時に、日本のものづくりに貢献したいという想いが日に日に大きくなっていました。


そんな中、一番お世話になっていた国内の工場が急に倒産することになり、私のキャリアはそこから大きく変わりました。今振り返ってみると、あの時が私にとっての分岐点だったのかもしれません。


ファストファッションへの強い違和感と日本のものづくりに貢献したい気持ちが私の原動力となり、一つのものを大切に使い続けてもらえるようなブランドをつくろうと決心しました。


起業=自分らしくいられる自己表現の場

ー どのような背景から、着物の再利用に行き着いたのでしょうか?


着物の再利用を考えるようになったのは、実家に眠っている大量の着物がきっかけでしたね。母が城下町出身ということもあり、祖母から受け継いだ着物がたくさん家に眠っていたのです。大切にとっておいたものの実際に着ることがなく、捨てることもできないと悩んでいた母を側で見て、現代に使えるものとして蘇らせることはできないかと思いました。そこで着物を再利用したブランドを思いつきましたが、確信が持てなかったので、とにかく京都の西陣に足を運びました私自身も改めて着物や帯の美しさや職人の匠に魅了されました。調べてみると、日本には8億枚もの着物が箪笥に眠っているという統計があることも知りました。日本に眠る「本当にいいもの」を活用した商品を作り、着物を着ない人にも魅力を伝えたいと強い思いに変わりました。その日からブランド立ち上げに向けて走り出しました。


一見、起業と聞くと難しいことのように思えますが、私は起業を自分らしくいられる自己表現の場と捉えています。元々、起業したかったわけではないのですが「これまでブランドに関わっていたんだし、自分でやって見るのはどう?」と夫が新しい視点をくれ、強く背中を押してくれました。子供の頃、両親から「自分のやりたいことをやっていいよ」と私の意思を尊重して育ててくれたことも影響しているのかもしれません。大変なことも多々ありますが、それ以上に自分の考えたことを事業として形にしていくということは、とても面白いと感じています。


個々の価値観や感性に共鳴できるブランドに

ー 現代社会での着物の立ち位置をどう捉えていますか?


残念ながら現代社会では、着物は「着たいけど特別な行事やイベントがない限り着れないもの」と捉えられる傾向にあります。今では毎月約1万枚ほどの着物に触れているのですが、同じデザインはほとんどなく、それぞれの着物に日本の巧みな職人技術や日本人の豊かな感性を感じます。


着物として身に纏うのが一番理想的ではあるのですが、例え普段着物を着れないとしても、違うカタチであれば日常に着物を取り入れることができるかもしれない。だからこそ、Tomorrow Fabricを通して現代の生活様式に合うスタイルを提案していきたいと思っています。


私たちは百貨店や一部の蔦屋書店などでも商品を取り扱っているので、中にはお店に直接足を運んでくださるお客様もいらっしゃいます。様々なお客様とお話しする中、Tomorrow Fabricは着物との出会いを通じて、新たな自分を発見する場だと思うようになりました。



お客様が様々な商品を手に取って迷われている姿は、まるで自分探しをされているようにも感じます。私たちは一点もの商品を扱っているので、自分らしい一点を見つけたいお客様が多いのです。迷われて売り場に3時間いる方もいれば、翌日再度お店を訪れてくださる方もいらっしゃいます。


現代社会は多くの情報に溢れています。気になる商品や贈り物を探す時にネットで検索すれば欲しい情報が全て手に入る時代です。とても便利な世の中ではありますが、利便性が高まるほどに個々の感性が薄まっているようにも思えます。


だからこそ、他人の意見や評価を基準にするのではなく、自分の価値観を尊重できるような場をつくりたい。自分らしさを思う存分、楽しんでもらいたいのです。


ニューノーマルで生まれた着物マスク

ー 最近は、どんな商品が人気ですか?また、普段お客さまからはどんな意見や感想をいただくのでしょうか?


ここ最近最も人気な商品は、西陣織のマスクですね。プレゼントとして購入される方が多いです。実は、マスクの販売はお客様からのご要望がきっかけでした。今まではクラッチバッグやポーチを主力商品としていましたが、お客様からのご要望を受け、ニューノーマルな生活様式に合う西陣織マスクの商品化に至りました。



クラッチバックに関しては、売り切れた商品を見て「次にまた同じ帯を仕入れたり似た商品を作ることがあれば、ぜひ購入したい!」と言ってくださる方も多いのです。一点ものなので同じ商品を作ることはできないのですが、帯の種類を豊富に取り揃えることで少しでもお客さまのご要望にお応えできたらと思います。


また、商品を買ってくれた知人や友人の中には、「商品があまりにも綺麗だから、行事やイベントの時にしか使わないんだよね。だから普段は家に飾ってるんだ。」と言ってくれる方もいます。私としては気にせずどんどん使ってほしいのですが(笑)、お部屋を彩り、生活を豊かにするアイテムになっていると思うと、とても光栄なことですよね。


自分に置き換えた時、悩んだり、意気込んで買ったものだとしても、思い入れがあるものは意外と捨てずに、長く、大切に使っているんですよね。自分が心から好きだと思えるものがある方が人生の幸福度がちょっとアップするんじゃないか、そんな風に思うのです。


Tomorrow Fabricの今後の展望

ー 今後、Tomorrow Fabricとして目指していきたい世界観や実現したいことを教えてください。


大きなビジョンとしては、着物を現代の生活様式に合うカタチに変えることで、「いつまでも使い続けたい」と感じてもらえるような、人の心に響くものを生み出していきたいですね。一つのものを長く、大切に使いたいと思うようになれば、自然とサステナブルな社会が広がるのではないでしょうか。


そんな社会を実現するためには、まずは作り手である職人さんの仕事環境をしっかりサポートすることが大切だと考えています。会社勤めをしていた時は工場や職人さんに対して値段交渉をせざるを得ない時もありましたが、今はブランドにとっても職人さんにとってもサステナブルな社会を目指したいので、無理なお願いはせず、常に職人さんの思いを汲み取るようにしています。


そして、常に社会の変化を察知し、その時に生まれるニーズに耳を傾けていきたいですね。最近はコロナ禍でお出かけする機会が少なくなっているので、普段使いしやすいものとして西陣織のトートバックを制作しています。


今後はより、使うシーンを選ばず生活の一部になるようなものを展開することで、皆さんの日常に彩りを添えていきたいです。




ライター 佐々木加代


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